子供が欲しくないと思わせる毒親

親と似ているのが嫌。それは毒親育ちの特徴です

私は子供が欲しくありません。毒親の影響だと思います。 ...

私は、「お父さん、お母さんのこと好き？」と聞かれれば「好き」と答えても、「お父さんに似てるね」「お母さんに似てるね」と言われると、露骨に嫌な顔をする子供でした。

私には、父に似ている、母に似ている、と言われてうれしかった記憶がまったくありません。思い出されるのは嫌悪感だけ。今思えば、幼い頃から、父のことも母のことも嫌いだったのかもしれません。

母は暗い人でした。笑うことなどあまりなく、いつも何かにイライラしていました。「あなたは、山の中でひとりで暮らしたいって思ったことある？　お母さんはいつもそう思っていたわ・・」。そんなことを、小学校にあがるかあがらないかの歳の私に語るような人でした。

父は、反対にとても明るい人でした。しかし、いつも周りから浮いているのが子供心にわかって、父を見ていると無性に悲しくなりました。人の気持ちのわからない人で、人の嫌がることを言ったりやったりして、それを喜んでいるようなそんな「明るさ」でした。

父も母も私には優しかった。だから「お父さん、お母さんのこと嫌い」とは言わなかった。でも、私に嫌われちゃったら、お父さんもお母さんもすごく困るだろうな、とも思っていて、親に気を遣っていただけかな、という気もします。 [...]